2013年1月1日火曜日

謹賀新年2013

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

さあ!
さっそくのレポートですが、今年は【Kindle】が来る予感がしてます。年の暮れ迫る中、そして元旦を跨ぎながら、私は開封して間もない【Kindle Fire HD】に夢中でした。

衝撃を受けていたのです…これから時代が動くことを感じて。
そう感じた理由は5つ。

①コンテンツオリエンテッドなインターフェース
②安価なデバイス
③Amazonマーケットプレイス
④Amazonでの販売機能
⑤Kindleの通信機能と可能性

①ユーザは将来、アプリを認識しなくなるかもしれません。
アプリという概念をすっ飛ばして、直接コンテンツを認識するデバイス。それが『Kindle Fire』の第一の強みです。

写真を見て頂ければ分かるのですが、巨大なアイコンが並んでいます。これは本、PDFファイル、動画といったコンテンツ自体のアイコンです。非常に直感的で分かりやすい。いろいろ覚えなくてもなんとかなるのです。

②時を同じく、市場に投入された競合製品と比べてみます。
Kindle Fire HDの端末価格は激安の14800円。GoogleのNexus7が20000円、iPadminiが30000円程度と考えたら、これは非常に手が届きやすい。スペックはそうたいして変わりません。

一部のこだわりの強い人はやれ重いとかカスタマイズできずに不自由だと、文句もつけるでしょうけど、タブレット初心者には非常に良い。シニアや若い人にはこれくらいがちょうど良いと思います。

③この端末は、簡単に言ってしまえば単なるAndroidタブレット。
しかし、Amazonがプロデュースしているということが、極めて大きな違いをもたらします。Amazonには、GoogleもAppleが持っていない強みがあります。それが今まで築き上げてきた、Amazonマーケットプレイスにおける物流とデータベースのシステムです。

データベースとは顧客の販売履歴です。Amazonを使用したことがあるユーザ(例えば私)がKindleを買うと、すでにアカウントが登録された状態で送られてきます。開封して電源を入れると同時に、今までの私の購買履歴から、【あなたへのオススメコンテンツ】がリコメンドされるのです。

そしてワンクリックで、好きなコンテンツをその場でゲットしてダウンロード。そしてリアルなモノも、ワンクリックで購入し、洗練された物流システムでダイレクトに送られてきます。

タブレットに人々はFacebookやTwitter、RSSなどを入れ、常時ネットに接続している状態になるので、これはスゴいことです。あらゆる商品を取り扱う【巨大デパート】に自分の脳が、直結しているような状態をイメージしてください。表面的な欲望はもちろん、今まで自分でも気づいていなかった購買欲さえも(リコメンド機能で)叶えてしまう…恐るべきデバイス。

④しかし、これはただ恐ろしいだけではありません。当然、危機とチャンスは表裏一体。一般人が自由にこの【巨大デパート】の売り主になれるのもそう遠くないでしょう。実際に電子書籍については、自費出版している人もたくさんいるようです。

情報コンテンツだけでなく、そのうち実際にモノも売れるようになるのではないでしょうか?法律と決済システムが整えば、すぐに参入してくると思います。これは【物流】を自前で持てない人々にとって大きなチャンスになるはずです。

⑤また、日本のキャリアではKindleを電話としては使えませんが、WiFiもあるし、Skypeもできます。当然、そのうちどこかが扱い始めることでしょう。

以上が、私がKindleがクル!と思った理由です。
巨大デパートがコンビニほどに身近になってしまう現実。Amazonはもしかしたらタブレット市場なんか目でもなく、実世界の巨大なパイ、小売りの王者『コンビニ』を超えたいのかもしれません。

あ〜、元旦を迎えると共に書き始めて、ご挨拶がこんなに遅くなってしまった(笑)





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