2014年4月28日月曜日

QBS(九州大学ビジネススクール)英語対策編

QBSの後期から、スタートする「英語」科目。すでに英語がペラペラで、全く問題の無い方は読まなくても結構です。しかし少しでも後期からスタートする「英語授業」に不安を持っている人に対しては、お役に立てるかと思います。

QBSの前期の授業に、「英語によるビジネスコミュニケーション」というのがあります。しかし、これだけやっていたのでは、正直、後期の英語カリキュラムは苦戦必至です。
それには二つ、理由があります。

①英語の授業は一年目の履修を推奨。
最低でも4単位を英語科目から取得する必要があるはずです。ということは在学中に2つ以上の英語授業を取得することになると思いますが、この英語の授業は一年目の後期にとっておくべきであると私は考えています(ゼミ参加、二年履修を前提として書きます)。

というのも、二年目のプロジェクト演習(ゼミ)は、かなりヘビーです。そのヘビーなカリキュラムと同時に英語の授業を受けるという事は、私のような英語素人にとっては、まさに「崖っぷち履修」。一年目後期での取得が絶対に有利です。

②後期から10名程度の交換留学生の参加。
二つ目の理由が、後期編入の留学生たちの参加です。彼らはQBSの英語の授業を積極的に履修することになりますが、ここで英語が話せないと辛い思いをすることになります。

私事で恐縮なのですが、私は一年目の後期、留学生たちとの英語のレベルの差を見せつけられて大変な屈辱を感じました。最低限の英語能力が無ければ、議論の席にすら立てません。MBAを学ぶ者としては、本当に苦しいシチュエーションです。意見があるのに、言えない。前期の授業でなまじ意見を伝える快感を覚えていたところだったので、尚更辛かった。

このような歴史を皆さんに繰り返して欲しくない…そこで私が後期から実践して効果のあった「オススメの英語練習法」を二つご紹介します。私はこれらのおかげで、二年目からは堂々と自分の意見を英語で言う事ができるようになりましたし、発音も随分上達しました。

最初の練習法は、「レアジョブ」です。

レアジョブ
http://www.rarejob.com/

これは、ネット(Skype)を使った、フィリピン人講師によるマンツーマンの英語家庭教師システムです。噂くらいは聞いたことがありませんか。このサービスを、私はQBS一年目の後期からずっと続けています。もうすぐ一年半ですが、今も続けています。


このサービスの良いところは「安く」「自宅で」「好きな時間に」、受けられるという3つのポイントです。価格は一ヶ月で6000円程度、これは普通の英会話のワンレッスン分くらいに相当します。Skypeが繋がるところならどこでも出来るので、ネット回線さえあれば、会社の昼休みや出張先のホテルでも可能です。また、予約システムがしっかりしているので、お気に入りの講師を選び、都合の良い時間帯にアポイントを予約することができます。

安いから負担にならない、自宅でできるから通学も無し、好きな時間に受けれるから朝や深夜の空いた時間を活用できる…これら3つの要素が合わさり、言語の修得において最も重要な「継続的学習」に繋がります。教育プログラムも充実しており、リスニング、スピーキング、ボキャブラリー、グラマーまで、様々な角度から英語を学ぶことができます。

次の練習法は「iTunesU」です。これはiTunesを通して、世界の各有名大学が無料で提供している教育プログラムです。私のオススメはSTANFORD大学の「Entrepreneurial Thought Leaders」。iTunesUでは大学の授業をそのまま録音しているものが多く、まだまだ音声品質の悪いものもたくさんあるのですが、この講座は非常に音声クオリティが高く、聞き取りやすいです。


レアジョブは上に述べたように安くて最高の教育プラットホームなのですが、講師がフィリピン人なので、どうしてもフィリピン訛になってしまいます。そこを修正するのが、このiTunesUなのです。基礎的な会話・文法・ボキャブラリーなどはレアジョブで学び、ネイティブの発音はこちらを参考に修得するという二段構えで、随分実践英語力が伸びたように感じています。

一年目の前期は必修授業があって、時間を取るのは大変かもしれませんが、英語力は一朝一夕には伸びません。だからこそ、今から地道に準備しておく必要があると思うのです。MBA過程で英語ができないのは、本当に惨めで情けないものです。そんな悔しい思いをしないためにも、是非、今から英語の勉強に取り組んで頂ければと思います。

PS:レアジョブはSkypeの導入方法から、教材の使い方、先生の選び方までコツがあります。また、iTunesUもiPhoneへのインストールなど初心者の方は分かりづらいでしょう。もしも需要があるようでしたら、軽く勉強会などしても良いかもしれませんね。


~ 地元九州でMBAを取るなら ~
九州大学ビジネススクール(QBS)について↓
http://mamorumasumoto.blogspot.jp/2014/03/qbs_30.html

2014年4月25日金曜日

みんなで作る福岡市創業特区(医療雇用編)

昨年度、国家戦略特区ワーキンググループ(全国対象)による有識者へのヒアリング資料の中に、特区におけるビジネス提案を見つけました。そこから、福岡市の創業特区(医療雇用限定)に関連しそうなアイデアのみを以下にピックアップしました。

全国の有識者が考えたアイデアを活用しないのはもったいない。ここを一つの起点として、規制緩和やビジネスモデルを考えるのもよいと思います。

○外国医師による外国人向け医療の充実(特区内医療機関所属外国医師による全国往診可 能化) 

○チーム医療実施のための外国人看護士等の受入れ推進(就労資格の弾力化)

○病床規制の見直し(再生医療等先進医療分野での病床開設許可の推進、休眠病床に関する知事等による再配分等の地域管理の実施)

○ASEAN諸国等への医学教育及び医療制度の輸出

○ASEAN及び環太平洋諸国における医師免許の共通化(国内における英語による医師国家試験の実施など)

○患者負担軽減策(民間保険の第三分野拡大等)及び患者救済策(医療自賠責保険制度の開 設等)を併せ、先進医療分野(再生医療のみならず難病・稀少疾病分野、小児癌分野等へ段 階的に範囲拡大)に関する混合診療の解禁

○先進医療に関する評価専門会議の改革(企業の専門家を含めた人選の弾力化、免責制度の在り方など)

○先進医療に関する条件付期限付き承認制度(用法・容量・対象疾患毎の品目承認から包括 承認へ)や市販後調査の運用弾力化)

○欧米機関とも連携したPMDAの国際部門の創設

○一定水準以上の医療機関における混合診療の解禁(保険外併用診療の拡大)

○高齢者の自己負担率の引上げ(2割以上、年齢に応じた負担率の導入等)

○米国等との疾病分類の統一化(これに基づき診療報酬を決定)

○病院(国立病院・大学病院・地方病院等、クリニックを含む)の監督の一本化

○医療分野へのマイナンバー制度の早期導入

○高度な診療・手術の可能な病院の集中化・絞り込み(臨床研究中核病院の機能集中の加速 化など)

○レセプト情報の見直しなど、医療の情報化の促進

○革新的医薬品の薬価算定ルール等の見直し

○医療機関制度の見直し

○都市部等における在宅医療推進

○医療機関に関する株式会社の参入要件の更なる緩和

○処方箋の郵送及び配達に関する規制の見直し

※画像はASEANを意識しているものです(笑)

○健康・医療政策に関する司令塔機能の充実・強化

○新薬創出・適用外薬解消等促進加算の完全・恒久実施




2014年4月23日水曜日

福岡市「創業特区」は、グローバルビジネスを求めている。

福岡市による興味深い創業特区ですが、以下のテーマでの政策提言やビジネスプランが推奨されているようです。一見バラバラな感じがする以下の6つの項目ですが、全て福岡を「グローバル化」するための項目であると感じます。

[1] 雇用条件の明確化
[2] エリアマネジメントの民間開放(道路占用基準の緩和)
[3] 国際医療拠点における外国人医師の診察,
  外国人看護師の業務解禁
[4] 病床規制の特例による病床の新設・増床の容認
[5] 古民家等の活用のための建築基準法の適用除外
[6] 在留資格の見直し

国家戦略特区のワーキンググループが議論した内容を参照してみると、「東京オリンピックの開催も追い風に、今後、我が国に居住・滞在する外国人が急増することが見込まれる。 」という言葉が頻繁に引用されています。

これはつまり海外から日本に来るインバウンドが大量に増えることを見越して、その受け皿としての政策、ビジネスを準備しておくことが重要であるという事です。なので、これら6つのテーマは全て外国人相手のビジネス、または日本企業のグローバル化を狙って考えられていると理解しても、過言ではないでしょう。

ざっくりですが、それぞれのテーマの「意味」を掘り下げてみました。(あくまで私見ですので、多少のズレはご容赦を。)

[1] 雇用条件の明確化
グローバル企業が福岡にオフィスを立ち上げ人を雇用する際に、雇用条件で混乱を招かないように、現状の雇用条件で時代に合わない規制をとっぱらおう。

[2] エリアマネジメントの民間開放(道路占用基準の緩和)
海外の有名観光地にはたくさんの屋台や、出店、路上カフェなどで賑わっており、観光客はその雰囲気を楽しみ、そこにお金を落とします。また既存の交通網をより柔軟に変革することで、より効果的なインフラを整備することができるかもしれません。その邪魔になる規制をとっぱらおう。

[3] 国際医療拠点における外国人医師の診察,外国人看護師の業務解禁
国際化するということは、外国人の患者も増えるということです。そうすると、言語、習慣などの観点から海外の医療人材を導入するのは必須になるでしょう。彼らを受け入れるにあたって、問題となる規制をとっぱらおう。

[4] 病床規制の特例による病床の新設・増床の容認
実は病院のベット数(病院数と考えてもよい)は、地域ごとに決められています。病床が飽和している地域には、新しい病院を作ることができません。しかし、国際的にも通用する「国際医療拠点」を立ち上げるためには、既存の病床を削減せずに、新たな病院を作る必要があるのです。そのために、この規制をとっぱらう。

[5] 古民家等の活用のための建築基準法の適用除外
歴史的建造物は文化的保護を与え、守られなければなりません。しかし、その過保護が行き過ぎるが故、本来宿泊施設やレストランとして活用するべき、素晴らしい建造物が空き家化しているのも事実。これらの貴重な資源は有効活用するべきです。その手続きを簡素するため、古い決まりをとっぱらう。

[6] 在留資格の見直し
外国人が日本に在留するためには、いろいろな条件をクリアしなければなりません。しかし、この人口減少下にある日本の経済を下支えするためには、外国人労働力は必須。そのような厳しい規制の下では、優秀な外国人人材の流出を免れません。その力を活用するためにも、厳しい条件をとっぱらう。

といったようなイメージではないかと思います。このような政策及びビジネスプランを考えることに、興味のある方、トルビズオン - TrueBizon, Ltd.にて勉強会をしませんか?
緩募致します。

内閣官房地域活性化統合事務局HP
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/



㈱トルビズオン セミナー部屋のご紹介

トルビズオンの各種勉強会は、福岡市中央区大名、地下鉄赤坂駅から歩いて一分。

OnRamp内のセミナールームにて行なっています。

WiFiアクセス有り、ゆったりしたイスと机、ホワイトボード、プロジェクターなど、

何でも揃っています。

本当に居心地がよく、落ち着いたムードで学べるのが売りです。




2014年4月21日月曜日

"MBA Lite Fukuoka 1st"レポート

"MBA Lite Fukuoka 1st"、初回スペシャル!

USTREAM配信で公開しました(前半のみ、後半は参加者によるグループディスカッション&プレゼン)。

 MBA Lite Fukuoka 1st(前半動画↓)
http://www.ustream.tv/recorded/46401920

ビジネスモデルジェネレーションを使ってマネジメントの知識をざっくりと説明しています。

"ざっくり"過ぎるというお叱りもあるかもしれませんが、

そこは食べやすさを最重要視した結果です(笑)

皆様、ビジネスモデルジェネレーションについての知識は全くのゼロベースでした。

しかしながらたった二時間で理解されて、最後の頃には侃々諤々のビジネス議論。

恐るべし、成長率でした。今後が楽しみです。

次はビジネスモデルジェネレーションをベースとした、

ブルーオーシャン戦略や競争戦略についての講座にしたいと思います。


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株式会社トルビズオン
代表取締役 増本 衞
Website: http://mamorumasumoto.com/

2014年4月19日土曜日

ビジネスモデルジェネレーション in 福岡

福岡ではまだあまり見かけない、ビジネスモデルジェネレーションのセミナー。

題して、「ビジネスモデルはパズル!!」勉強会。

本日、第一回目をスタートします。

使用する資料は、以下のとおりです。


2014年4月18日金曜日

「ビジネスモデルはパズル!!」勉強会 Vol.1

先日からこちらでもご紹介しておりました、

MBA Lite Fukuokaの記念すべき第一回目を明日開催します。

まずは受講対象にはSMAの受講生の皆様をお誘いし、

かつFacebookネットワーク内の限定イベント開催とするつもりでしたが、

席に空きがあるので外部公開致します。

内容は世界一ビジネスモデルを分かりやすくした解説書、

「ビジネスモデルジェネレーション」を、

初心者の皆様もとっつき易いように、

商店街の八百屋さんに例えて解説します。

ご興味ある方は、下記のリンクより情報にアクセスしてください。

「ビジネスモデルはパズル!!」勉強会 Vol.1



2014年4月16日水曜日

本日開始☆ソーシャルメディアアドバイザー(SMA)講座

限定10名のSMA講座は、なんと定員オーバーのご盛況を頂き、大手企業、行政、教育機関、ベンチャー企業、クリエイター、医療関係など、各分野より幅広いメンバーが集いました。いよいよ、本日、第一回がスタートです。

これから一年かけて、それぞれが抱える課題をシェアしながら解決策を模索し、やがてビジネスや地域のソーシャルリーダーが育っていきます。結果、地域のソーシャルメディアリテラシーを増強するお役に立ちたいです。

ですので、私としては皆様を立派なSMAに導かせて頂くという大きなプレッシャーを背負う訳ですが、その分やり甲斐も感じています。

各SMAの皆さんが各産業分野において、どのようにSNSを活用するのか…それぞれのメンバーが深掘りし、シェアする。このプラットホームでそれを共に経験できることは、大きな学びになると感じています。



2014年4月11日金曜日

第二回九州スタートアップパビリオン

第二回九州スタートアップパビリオンに出席。



冒頭では、高島市長が「創業特区:スタートアップシティ」としての福岡市の今後のビジョンを話された。我ながら、よいタイミングで起業したものだと思う。起業家にとっては追い風なので、頑張りたい。

続いて、九州のアントレプレナーたちが、投資家の前で10分のピッチをし、投資家とマッチングするという本イベントに。
うまくいけば出資も受けることができるかもしれないという…。全部で8社の起業家がプレゼンをして、それぞれに投資家が様々な質問を投げかけていた。VCが見ていた視点は、以下のような感じだった。

①インダストリー
これから伸びる市場があるか、マーケットのサイズはどの程度か。

②ポジショニング
業界内での競合との差別化、ポジションをどこにもっていくか。

③ビジネスモデル
スケールメリット、マネタイズの詳細、ビジネスの流れのシンプルさなど。

④ビジョン
経営者の思いがあるか、そのビジネスをはじめたきっかけのエピソードなど。

⑤プレゼンテーション能力
分かりやすいかどうかは、言うまでもなく重要。

プレゼンはコミュニケーションそのものだ。プレゼンを上手に説明できないと、いかに良いサービス・商品を持っていても「認められない」という事実を見せつけられた。そういえば、ビジネススクールではエレベーターピッチの練習をよくやった。1分間で自分がやりたいことを投資家やエンジェル、企業であれば役員に対し説明するために、常日頃から練習しておかなければならない。

専門用語を避けて、ビジネスモデルをシンプルにあらわすべきだ。自社の価値提案は何で、顧客は誰で、そこにどのようにアプローチし、マネタイズはどうするか。それを達成するための人的資源はあるか、パートナーはどうか、コスト管理はされているか…などなど。会社を立ち上げたら、これを日々繰り返していく必要があるので、今からしっかり準備しておかなければと改めて感じた。


福岡には頼もしい起業家仲間がたくさんいますね。

2014年4月9日水曜日

オンライン格安会社設立サービスのビジネスモデル

今回、会社を設立するに当たり利用しているのが、

いわゆるネット上での「e司法書士」サービスなのだが、

本当によくできていると感心する。

使っていてあまりに見事なので、ビジネスモデルジェネレーションで分析してみた。


©ビジネスモデルジェネレーションより引用


また、サービスの流れと要所要所で使用されているテクニックは以下の通り。

まず「Webサイト」が非常に充実しており、会社設立にあたって必要な情報がほとんど網羅されている。

その情報を読むだけで、小一時間コンサルされたのと同じ効果があると言ってもよいだろう。

さらに「Email」による自動返信システム及び規定の「アンケートフォーマット」で、

やり取りをシステム化。

そして料金の銀行振込と印鑑証明の「FAX」による、

契約及び顧客対応の開始フラグ設定。

ここで社印三点セットの「抱き合わせ」販売も行なう。

個々の客に対応する担当者は、「アウトソーシング」された全国の司法書士。

やり取りは全部メールで行ない、緊急時は中央の「コールセンター」で対応。

そして着払いにて送られてきた小包の中には、

完璧なマニュアルと社印が梱包されていた。

あとは自分で公証役場、法務局、他関係部署に対して「セルフサービス」で行なう。

このビジネスモデルは、他のどのような士業にも転用できる。

まさに士業界のイノベーターといえましょう。

仕組み自体は意外と単純なので、士業の方、誰か一緒にやりませんか(笑)?

2014年4月7日月曜日

法人化が決定しました!

USTREAM配信代行を主としたビジネスで、個人事業として起業したのが2011年1月。数ヶ月後には震災が起こり、広告業は大きく落ち込みました。出端をくじかれた形になりましたが、ソーシャルメディア全般を使ってのコンサルティング業・講師業にも事業を拡大したおかげで、なんとか食いつなぎました。

しかしコンサルとなると、経営のことを深く学ばなければ成果を出すことができません。そこで一念発起してMBAを目指し、首尾よく合格。それから二年間はただただ怒濤のような勉強の日々。ようやく卒業して、ここに法人化を実現する運びとなりました。

法人化するのは本当に簡単で誰でもできるのですが、きちんとしたビジネスプランを立てて持続的に成長させていくためには、ドラッカーの言葉を借りると、マーケティングやイノベーションが必要です。今、経営学を学び、その片鱗がようやく見えてきたので法人化を決意した次第です。QBSには、本当に感謝しています。

さて、登記するのは福岡市中心・大名の OnRAMP (オンランプ) コワーキングスペース。いわゆるインキュベーションオフィスで、福岡のIT起業家たちと軒を並べさせて頂きます。三年越しの夢がようやく叶う。本当に遠回りばかりの人生です。

事業目的は大雑把に言うとコミュニティメディアデザインですが、詳細は以下の通りです。
●インターネットコンテンツ及び映像の企画制作
●広告業及び広告代理店業、マーケティングリサーチ業
●ITソフトウェアの企画、制作、販売
●人材教育プログラムの開発、講師派遣



写真はスタンフォード大学全景。お金を稼いでいつかはここに私費留学してやる!笑

2014年4月6日日曜日

【九州大学】QRECの履修について

昨日はQBSの入学式があり、そこで新入生の方とご挨拶する中で、

意外と先日からこちらで紹介している「QBS情報」が好評だとお聞きしました。

なので、このネタを更に続けましょう。

今日はQRECについて。


QRECというのは九州大学ロバートファンアントレプレナーセンターの略で、

ここの授業は、九州大学の学生ならば誰でも受けることができます。

(一部の科目は、社会人にも開放されています。)

ただQBSに入学した当時は、

「へぇ〜そんなのもあるんだ〜ふ〜ん。」という感じでした。

ただでさえ、いろいろと慣れないといけない中で、

そんなものチェックしてられるかよ…というのが正直な心境ですから…汗。

しかし!!!

そうやってスルーするにはあまりにももったいないのが、このQREC。

一年目の後期からQRECに目覚め、私が履修した授業は以下の通り。


●地域政策デザイン論
研究・技術マネジメント論
ハイテク・アントレプレナーシップ
コーポレート・アントレプレナーシップ
●QREP

それぞれの授業の所感などはこちらをご参照ください( http://bit.ly/1eBnlAr )。

面白すぎてQRECの履修限度数8単位を超え、一部聴講までしました。

さらにこんな感じで、今年のQRECの履修シラバスには寄稿(笑)。

2014年QREC 履修のための手引き(シラバス)
http://qrec.kyushu-u.ac.jp/educations/take/



今年のQBSとQRECの前期シラバスを見較べた所感

①QBSの学生にとっては、土曜日の午前中がぽっかり空いています。

どうせ午後からも必修授業があるので、九大箱崎キャンパスには行きます。

だからここに(アントレプレナーファイナンス)、敢えて入れこむのです(笑)

ただ、午後からのQBS必修科目はかなりヘビーな授業として有名なので、

事前準備のためにもここは開けておくというのも手です。


②金曜日夜のハイテクアントレプレナーシップは、企業家志向の方には超オススメ。

箱崎キャンパスのQRECで授業を受けますし、開始時間が通常のQBS授業と違い、

18:50からなので20分間ほど余裕があります。

福岡市街地で勤務している方にとっては地下鉄一本なので、楽。

逆に北九州や熊本方面など、新幹線で通学している方にとっては、ちょっと辛い。

また、6,7の二時間連続でヘビーに見えますが隔週なので時間的余裕はたっぷりです。

"毎週もの"と比べて"隔週もの"はレポートなどの準備期間が長いため、

じっくりと予習をすることができるからです。


③通年ものの地域政策デザイン論は、これもイチオシで最高の授業なのですが、

土曜日の午後が丸々潰れるので必修を抱える一年目は履修が被って無理。

二年目でガッツがある方か、または三年履修な方のみが楽しめるコース。

地域デザイン論については、言いたい事が多すぎるのでまた別の機会に…。


余計なことを書き過ぎましたね。

かなりコアな情報ではありましたが、

読者の皆様のQBS&QRECライフをお祈り申し上げます。


~ 地元九州でMBAを取るなら ~
九州大学ビジネススクール(QBS)について↓
http://mamorumasumoto.blogspot.jp/2014/03/qbs_30.html

2014年4月4日金曜日

コモディティ化するMBA

MBAは既にコモディティ化した…。
実は、シリコンバレーでこのような事を言われました。

MBAホルダーなど腐るほどいる。もうすでに、MBAを持っていたところで、何の付加価値も見出せないと。

もちろん、それは世界トップが集まるシリコンバレーでのことかもしれませんが、ネットを使ってどこからでも世界を目指せる現状を踏まえれば、それは我々にも無関係な事ではありません。

これにはさすがに面食らってしまいましたが、あれから時間をかけて、「ある結論」に到達しました。MBAがコモディティなら、それを逆に利用しようと。

MBAの課程の中には例えば、複雑なファイナンス理論、定量リスク分析、大企業の企業統治、複雑な人事制度などは、高度かつ希少性(一般人は触れる機会が少ない)が高く、コモディティ化できない部分もたくさん存在します。

しかし、市場に近く一般にも親しみやすいマーケティングの考え方、経営者に必要な戦略思考、ビジネスプランの立て方などは、各種フレームワークを噛み砕いて、楽しいワークショップに作り変えることで、容易にコモディティ化できると思うのです。

クリエイター、学生や主婦のようにあまり経営知識に触れることの無かった方でも、気軽に経営を理解してビジネス思考ができるようになるための教育モデルを作る。気軽に覚えて、実践で使えるLiteな経営知識には需要があるはずです。

スタートアップシティを目指す福岡ならそれは尚更のこと。このLiteな経営知識にソーシャルメディアのリテラシー、そして英語スキルとグローバルマインドを身につける事が、地域のヒューマンリソースの競争優位の源泉になると信じ、各種活動を行っています。

2014年4月3日木曜日

ビジネスモデルイノベーション

以前言及した「MBA Lite Fukuoka」を、そろそろ稼働させたいと思います。

手始めに、以下の写真の本を使った勉強会をやりたいです。まずは「ビジネスモデル・イノベーション」の方から。はっきり言って数年前に流行った「ビジネスモデルジェネレーション」に似てます。

この本の面白い点は、ビジネスモデルの中でも、イノベーションに対象を絞っているところがポイントです。イノベーションを10個のタイプに分類して、パズルのようにイノベーションの震源地を見つけるというフレームワーク。このワークショップを計画します。

月に1、2回ずつ、平日の朝 or 夜、休日のどこでやるか…。まずは興味を持って頂ける仲間たちの集まりやすい時間帯を考慮して、そこからジワジワ広げていく感じでしょうか。イベントもリーンスタートでよいかもしれませんね(笑