2014年3月27日木曜日

QBS【タイムマネジメント】を考えるメモ

QBSは九大の大学院の中でも、「専門職大学院」に属する。いわゆる社会人が昼間働きながら、夜と土日に勉強をするというカリキュラムだ。その分、通常の修士課程と違って相当な負担がかかる。ただ、だからといってのんべんだらりとMBAの称号だけ取って終わるつもりは毛頭なかった。

ビジネススクールでは予習が極めて重要だ。なぜなら、今までの教育(小中高大学)と違い、ここはディスカッションやグループワークなど、我々学生が作り上げていく主体的な学びの場だから。事前学習をしていなければ、当然授業の質が下がる。そしてそれは、自分たちが得れる教育効果のクオリティが下がることを意味する。だから予習は必須。ただ、時間がどうしても足りないというのも事実。

そこで時間の使い方が重要になるのだが、私は一年目(特に前期)、これに慣れることができずにいろいろな障害に出会った。まず健康を害した。睡眠時間と食事の不規則により、体がついてきてくれなかった。夏なのに、風邪をひいたことを覚えている。そしてそのおかげで大事な授業を一度、欠席してしまった(結果B評価に…これはかなり悔しかった)。

次は家庭内不和。忙しくなるということは妻から了解を得ていたのに、まさかここまでとは思っていなかったらしく、文句を言われる日々。(後でそんな私の姿を見て、妻まで院に進むと言い出したのは予期せぬ効果ではあったが…)。

さらに仕事の業績が下がった。自営で仕事をしているので、仕事をする時間が減ると当然収入も下がる。ここは集中と選択。収益性の高い仕事や自分にとって有意義な仕事だけに集中していかざるを得なくなった。

下図①は当時の私の生活リズム(ある週の事例)。日中は仕事をしているが、時間が少しでも空くと事前学習をしていた。事前学習というのは、具体的には①本を読む②レポートを書く③プレゼン準備、の三つがメインだろう。授業によって異なる。グループワークの準備では、平日に同級生たち(社会人)と時間を合わせることができないため、授業後や土日の空いた時間に集まっていた。正直、ほとんどプライベートの時間はない。


しかし後期に入ると、ギリギリのスケジュールは控え、下図②のようにゆとりを持たせて履修を行なった。おかげさまで生活全般に余裕ができて、仕事・学習・家庭、全てに渡って充実させる事ができるようになった。


以上の点を考えると、やはり授業は必要以上に取り過ぎない方がいい。QBSではリカレント制度というものがあり、卒業生もQBS授業を受けることができる(要受講料)。何が何でも2年間で取得するというのも無意味だ。

しかしながら、もしも32単位(年)全取得を目指しているのであれば…。その際に重要になるのは、集中講義とQRECの履修だろう。集中講義は夏休みにあり、かつ文字通り「集中」講義なので、短期決戦で取得することができる(期間が短い)。またQRECの授業も、一日二限ずつ(時には三~五限の場合も)という授業が多いので、隔週とか短期集中型になる。これはメリハリを付けるのにちょうど良い。自分の仕事のスケジュールと合わせながら、取得していくことが可能になる。

また二年目にはコンソーシアム制度というのがあり、これは医療経営や法科大学院等、他学府の授業を履修することができる。こちらも集中講義の形式をとっているものがある。当然、これも狙い目だ。ただ単位として認められる数に限度があるので確認が必要である。

以上、QBS生活のタイムマネジメントについて述べた。時間の効率化を極限まで進めるのも良いが、更に重要なのは最高のパフォーマンスを上げれるかどうか。極限まで頑張った結果、体がついて行かなかったり、頭が働かない、まともなアウトプットができない…ようでは元も子もない。自分の体と相談して、まさに「己を知る」ことが重要だというのが結論である。

PS:QREC、コンソーシアムの授業は逆にリカレント制度がない。そのため二年目は敢えて、これらの授業を狙っていった。


~ 地元九州でMBAを取るなら ~
九州大学ビジネススクール(QBS)について↓
http://mamorumasumoto.blogspot.jp/2014/03/qbs_30.html

0 件のコメント:

コメントを投稿