2014年3月31日月曜日

SMA講座:お申し込み☆満員御礼!!

祝!ソーシャルメディアアドバイザー(SMA)講座、お申し込みを10名頂戴しました。 限定10名と言ったものの、最少催行人数も当初は10名を予定していたので、正直言って、ギリギリの設定でした。

SMAのシラバス内容はガチの本気プロジェクトであり、私も当ノウハウをこの価格設定で提供するのは破格のサービスだと思っていました。例えば、今回の受講料(一人分)は私の企業コンサルフィーの数回分です。10名を一年間しっかり見るので、それにかけるコストは莫大です。

とはいえ、その価値とメッセージが市場にうまく伝わらなければ…全く意味はありません。なので正直、不安もありました。「10人集まらなければ、どうしよう…。」SMA講座を立ち上げるにあたり、FjTsのスタッフの皆様にもかなり頑張って頂きました。そして私もマンガを書いたりブログやサイトを立ち上げたり、動画を作ったりとフル稼働でした。この半年が無駄になったら、その損失は莫大。今思うと、かなり危ない橋を渡ってきたなと思います。

しかしだからこそ、気合いが入るというものです!!ここにお集り頂いた皆様には、SNSの使い方という「ツール」にとどまらず、それを大きな視点で使いこなす戦略、そして何のために使うのかのビジョンまで。より抽象的で上流の概念をお伝えし、磨き合っていきたいと考えております。

SMAとは無関係の皆様。申し訳ありませんが、ここまでは宣伝でした。しかし、これからは物語です。我々SMAがどのように育って行くのか。これから一年間、じっくりとご覧下さい。そして!もし途中から絡んでみたくなったら、その機会は作りますので是非よろしくお願いします。すでにアジアやヨーロッパに対する情報発信を考えているメンバーもいます。福岡、九州発の、イノベーティブかつグローバルなソーシャル軍団になりますので、何卒宜しくお願いします☆

PS:しかしながら、入金確認するまでは油断できません。今の段階で、他から【申し込み及び入金】があれはそちらが優先され、現在お申し込み中の方もキャンセル待ちになってしまいます。どうぞ、よろしくお願いします。


2014年3月30日日曜日

九州大学ビジネス・スクール(QBS)体験記☆

私がQBSで過ごした日々については、以下のリンク先で確認できます。

(九州大学ビジネススクール・MBA体験記(一年目) : 2012年度)
http://mamorumasumoto.blogspot.jp/search/label/QBS

ブログの性質上、現在に近い方からの表記になっています。

読みにくい方は、ブログ右の「過去の記事(2012年)」の4月からどうぞ。



(九州大学ビジネススクール・MBA体験記(二年目) : 2013年度)
現在編集中



また、九州大学ビジネス・スクール(QBS)の公式サイトはこちらです。
↓九州大学ビジネス・スクール公式Webサイト↓
http://qbs.kyushu-u.ac.jp/

入学の方法や各種情報は全てこちらからアクセスできます。

皆様が、QBSで素晴らしいMBA生活を送られることを心よりお祈り申し上げます。


QBS卒業生(10期生)
増本 衛
http://mamorumasumoto.com/



2014年3月28日金曜日

FacebookのOculus買収について

拡張現実のハードウェアメーカー、OculusをFacebookが買収。

Facebookが目指すビジョンは、OS over the OSなんでしょうね。

これを実現するには、

拡張現実デバイスの技術がもたらすイノベーションを最大限引き出し、

他社に無い世界観をいち早く構築して、

他との圧倒的な差別化を構築する必要があります。

世界最大のSNSであるFacebookにはデファクトをとる可能性があります。


Facebookは人々が現実の現実で過ごす時間より

拡張現実で過ごす時間の方が長くなる時代」に備えるといいますが、

それは一にも二にも使いやすさ、面白さ、とにかくハマる世界観を

プロデュースする必要があるのです。

もちろん、Google,Apple,Microsoft,Amazonなど、他のIT巨頭も黙ってないでしょう。

これからも、業界のA&D(買収開発)戦略は続くでしょうね。

Oculus買収の動機を探る―Facebookが買ったのは来るべきバーチャル世界だ(TechCrunch)

http://jp.techcrunch.com/2014/03/27/20140325facebook-buys-a-virtual-world/

2014年3月27日木曜日

QBS【タイムマネジメント】を考えるメモ

QBSは九大の大学院の中でも、「専門職大学院」に属する。いわゆる社会人が昼間働きながら、夜と土日に勉強をするというカリキュラムだ。その分、通常の修士課程と違って相当な負担がかかる。ただ、だからといってのんべんだらりとMBAの称号だけ取って終わるつもりは毛頭なかった。

ビジネススクールでは予習が極めて重要だ。なぜなら、今までの教育(小中高大学)と違い、ここはディスカッションやグループワークなど、我々学生が作り上げていく主体的な学びの場だから。事前学習をしていなければ、当然授業の質が下がる。そしてそれは、自分たちが得れる教育効果のクオリティが下がることを意味する。だから予習は必須。ただ、時間がどうしても足りないというのも事実。

そこで時間の使い方が重要になるのだが、私は一年目(特に前期)、これに慣れることができずにいろいろな障害に出会った。まず健康を害した。睡眠時間と食事の不規則により、体がついてきてくれなかった。夏なのに、風邪をひいたことを覚えている。そしてそのおかげで大事な授業を一度、欠席してしまった(結果B評価に…これはかなり悔しかった)。

次は家庭内不和。忙しくなるということは妻から了解を得ていたのに、まさかここまでとは思っていなかったらしく、文句を言われる日々。(後でそんな私の姿を見て、妻まで院に進むと言い出したのは予期せぬ効果ではあったが…)。

さらに仕事の業績が下がった。自営で仕事をしているので、仕事をする時間が減ると当然収入も下がる。ここは集中と選択。収益性の高い仕事や自分にとって有意義な仕事だけに集中していかざるを得なくなった。

下図①は当時の私の生活リズム(ある週の事例)。日中は仕事をしているが、時間が少しでも空くと事前学習をしていた。事前学習というのは、具体的には①本を読む②レポートを書く③プレゼン準備、の三つがメインだろう。授業によって異なる。グループワークの準備では、平日に同級生たち(社会人)と時間を合わせることができないため、授業後や土日の空いた時間に集まっていた。正直、ほとんどプライベートの時間はない。


しかし後期に入ると、ギリギリのスケジュールは控え、下図②のようにゆとりを持たせて履修を行なった。おかげさまで生活全般に余裕ができて、仕事・学習・家庭、全てに渡って充実させる事ができるようになった。


以上の点を考えると、やはり授業は必要以上に取り過ぎない方がいい。QBSではリカレント制度というものがあり、卒業生もQBS授業を受けることができる(要受講料)。何が何でも2年間で取得するというのも無意味だ。

しかしながら、もしも32単位(年)全取得を目指しているのであれば…。その際に重要になるのは、集中講義とQRECの履修だろう。集中講義は夏休みにあり、かつ文字通り「集中」講義なので、短期決戦で取得することができる(期間が短い)。またQRECの授業も、一日二限ずつ(時には三~五限の場合も)という授業が多いので、隔週とか短期集中型になる。これはメリハリを付けるのにちょうど良い。自分の仕事のスケジュールと合わせながら、取得していくことが可能になる。

また二年目にはコンソーシアム制度というのがあり、これは医療経営や法科大学院等、他学府の授業を履修することができる。こちらも集中講義の形式をとっているものがある。当然、これも狙い目だ。ただ単位として認められる数に限度があるので確認が必要である。

以上、QBS生活のタイムマネジメントについて述べた。時間の効率化を極限まで進めるのも良いが、更に重要なのは最高のパフォーマンスを上げれるかどうか。極限まで頑張った結果、体がついて行かなかったり、頭が働かない、まともなアウトプットができない…ようでは元も子もない。自分の体と相談して、まさに「己を知る」ことが重要だというのが結論である。

PS:QREC、コンソーシアムの授業は逆にリカレント制度がない。そのため二年目は敢えて、これらの授業を狙っていった。


~ 地元九州でMBAを取るなら ~
九州大学ビジネススクール(QBS)について↓
http://mamorumasumoto.blogspot.jp/2014/03/qbs_30.html

SMA講座説明会(全動画公開)

昨日は記念すべき、SMA事前説明会でした。

自己紹介のコーナーも設けてどのような人々が参加しているのか、

お互いに確認しあったのですが、バッチリ狙い通り。

様々なバックグラウンドの方が集結しました。

学校、役場、大手サラリーマン、医療関係、個人事業…

これから一年間かけて、SMAの同志としてお互いに学びあいます。

自分とは違うロジック、違う視点をもった人の意見を聞くことで、

新たな発見や気づきがもたらされるでしょう。

私も大興奮して、説明会を楽しみました。

SMAのミッションにも掲げましたとおり、

わくわくしながら世界を繋げるビジネス・地域リーダーを育成する。

ことができそうです。

説明会の様子は、下の動画で全て公開しております。

限定10名の枠の半数が埋まりましたが、まだ空きはあるはずです。

動画を確認して、受けてみたいと思われた方は、

詳細を御確認の上、お申し込みくださいね。
(詳細はこちら: http://mamorumasumoto.com/sma.html

(説明会の詳細は以下のリンクから確認できます)
(説明会動画 - YouTube)
前半↓
https://www.youtube.com/watch?v=imz7IAOPStA
中盤↓
https://www.youtube.com/watch?v=3tlTMHdt8tU
後半↓
https://www.youtube.com/watch?v=oOMIZ0pOLt4


QBS履修についてのメモ

QBS(九大ビジネススクール)についての記事が、意外と好評であると聞いたので続編をご提供。

履修をどうするかは学習計画の最大のポイント。

シラバスを熟読して、自分が本当に必要な科目を選択する。

選択する基準は、大きく分けてふたつ。

①自分の得意分野を伸ばす(専門型)
②自分の不得意分野を減らす(バランス型)


どちらの戦略をとるかによって、取得する科目は当然変わってくる。

ちなみに私は専門型。自分の得意分野、興味のある分野を伸ばしていく方向で☆

履修に当たって考慮に入れる、その他のポイントは以下のとおり。

・そのスケジュールで仕事とのバランスはとれるか?

・特に予習(事前学習)の時間をとれないスケジュールでないか?

・必修をきちんとおさえているか?

・QRECの授業は意外と面白く為になる。チェックしたか?

・各科目の評価基準を熟知する(レポート、授業参加、試験等)。

・「欠席◎回で不可とする」等、特別なルールがある場合は要チェック。

・履修条件に惑わされない(基準を満たさなくても相談すればOKの場合も。)

・教科書は売り切れの場合も。早めに入手するべし。

・興味のある授業は履修済みの先輩に様子を聞くのも手。

・一年間、最大で32単位まで。それ以上は聴講になる。

・前期と後期のバランスをとっておく。

・一年目の場合、来年開講されない授業は今年中にとる。

・退官される予定の先生の授業は特に貴重(受けたければ今年中に)。

・開講教室をチェック(博多駅?箱崎?その他?)

・隔週開講の授業は日程をチェック。

・集中講義、後日申し込み。

などなど。

QRECの授業はこちらを参考にしてください(2014年度版は未発表かな?)
http://www.qrec.kyushu-u.ac.jp/educations/syllabus



~ 地元九州でMBAを取るなら ~
九州大学ビジネススクール(QBS)について↓
http://mamorumasumoto.blogspot.jp/2014/03/qbs_30.html

2014年3月26日水曜日

MBA Lite Fukuoka

最近、ソーシャルメディアアドバイザー(SMA)のことばかり書いていますが、私は自分がこの二年間で学んで来たMBAの知識を錆び付かせるつもりはありません。そこで考えたのが、「MBA Lite Fukuoka(仮名)」。ビジネスフレームワークを玩具やゲームのように楽しく学び、イノベーションが自動的に起きるようなプラットホームを目指します。



会場は私のオフィスがある、OnRampで。時間帯は夜、または土日の午後とか。内容としては、以下のようなものを考えています。

・ビジネスモデルジェネレーションでビジネスモデル分析

・デザインシンキングを使ったビジネスプラン構築ゲーム

・有名企業のIR情報を読む

・Meeting of Business persons in Asia(アジア諸国の人を招いて英語で議論)

・レアジョブ攻略法(Skypeの使い方と講師の選び方のコツ等)

・ブルーオーシャン戦略で創る新規事業モデル

・ファイブフォーシーズによる競争優位性チェック

・SWOT分析による自社の強みと弱み

・SPSS(統計ソフト)勉強会

などなど。アイデアは無限にあるので、あとはやるだけです。日程は決まり次第、Facebookページやこちらのブログでアップロードしていきます。
SMA受講生には、こちらの「参加権」もお付けしようと思いつきました!

さあ、そんなSMAの説明会はいよいよ今夜です(結局、このネタか^^;)。

SMA無料説明会〈3/26(水) 19:00~〉
会場:福岡女学院天神サテライト(FjTs市民講座)
〒810-0001 福岡市中央区天神2-8-38 協和ビル9F
(一般公開講座のため、性別を問わず受講可能です!)

お問い合わせ先
無料説明会お申し込み
以下の連絡先に(お名前・ご所属・ご連絡先・Email)をお知らせください。
TEL: 092-715-2718 FAX 092-715-2719
Email: tenjin@fukujo.ac.jp

ソーシャルメディアアドバイザー(SMA)講座について
http://mamorumasumoto.com/sma.html



2014年3月25日火曜日

ソーシャルデバイドについて

「ソーシャルメディアは頭打ち」という話がありますが、それは正しくありません。ソーシャルメディアの本質はインターネットを使ったコミュニケーション。メール時代から、Blog、Mixi、Twitter、Facebook、LINEなど、形やプラットホームを変えながら、どんどん進化して今の形に変わりました。

私は、"インターネットという技術の上に人間関係をのっけたもの"がいわゆる「ソーシャルメディア」だと考えています。したがって、人が人として社会の中で人間関係を構築しながら活動していく以上、そしてインターネットの技術が崩壊しない限り、これが無くなることはないのです。(もちろん脳と脳が物理的に直接繋がるようなイノベーションが生まれれば、この限りではありませんが…)

どちらにせよ、これからもソーシャルメディアは形を変えながら、人々の生活に影響を与えていくでしょう。だからこそ、ある特定のSNSサービスにだけ依存するのではなく、その本質をよく学び、よく捉えて、利用していく必要があるのです。

以下の図を見て下さい。


図の中に二つのピラミッドがあります。下のピラミッドは、既存の権力構造におけるヒエラルキーです。上のものは、SNS等の新しいコミュニケーションツールを使いこなすことで、強力なパワーやネットワークを形成しつつある、「クラウド新大陸」の人々です。

権力とは情報です。企業で言うと、マネジメント層は企業経営に関わる情報に全てアクセスできますが、下層の者はその情報にアクセスできません。しかし、ソーシャルメディアの浸透により、誰もが等しく情報を手に入れることができるようになりました。企業競争にとって重要な情報が、かつてはマネジメント層から各部署、そして末端の社員に渡っていましたが、今では社員がマネジメント層よりも先に知っていることも"ざら"です。

これはマネジメント層の意義の喪失に繋がります。リーダーとしての本来の役割(意思決定、戦略策定、責任取り)を発揮できない人は、必要がなくなるのです。焦り始めたマネジメント層の中にはソーシャルメディアを使いこなし、ニューマネジメント層としてクラウド新大陸においても引き続き勢力を保ち、かつSNSの力を十分に享受して、更なる情報やネットワークを手にしている人も存在します。

問題は残されたソーシャルプア層です。この層に残された人たちは、まるでワードやエクセルが使えなくて仕事ができないのと同じような状況に立たされます。これが「ソーシャルデバイド」です。

何らかの理由(リテラシー、プライバシー、社の方針等)でソーシャルメディアを使えない人たちはネットワークの広がりを手にすることなく、気がついた時にはライバルたちに大きな遅れをとってしまうことでしょう。この話には続きがあるのですが…

少し長く書き過ぎましたね(笑)
SMA講座ではこのような事を勉強するとともに、それら諸問題を解決するための実践的方法を個別の課題をもとに、考えていくものです。"あなた固有の答え"を知りたい方は、3/26 19:00から行なわれる「SMA無料説明会」に来て頂き、ここでその答えに到達できるかどうか、その目で判断してください。


SMA無料説明会〈3/26(水) 19:00~〉

会場:福岡女学院天神サテライト(FjTs市民講座)
〒810-0001 福岡市中央区天神2-8-38 協和ビル9F


(一般公開講座のため、性別を問わず受講可能です!)
お問い合わせ先
無料説明会お申し込み
以下の連絡先に(お名前・ご所属・ご連絡先・Email)をお知らせください。
TEL: 092-715-2718 FAX 092-715-2719
Email: tenjin@fukujo.ac.jp

ソーシャルメディアアドバイザー(SMA)講座について
http://mamorumasumoto.com/sma.html




ソーシャルメディアゼミナール全体構想

今回、開講致します「ソーシャルメディアアドバイザー(SMA)講座」ですが、実は私の構想では、「アドバイザー」だけにとどまるつもりはありません。この講座はもっと大きな括りで、「ソーシャルメディアゼミナール」の一部であると捉えています。



全体としてのソーシャルメディアゼミナールの中には、ビジネスプロフェッショナル、コーディネーター、デザイナー、アソシエイト、(海外向けにワールド、BOPも)など、他にもいくつかのジャンルを考えています。例えばコーディネーターに関しては、2013年度福岡県糟屋郡宇美町との取り組みにおいて、宇美町ソーシャルメディア・コーディネーターを育成する事業のカリキュラム設計及び講師を担当しました。コーディネーターが目指す目標は以下の通りに定めました。

(第一回宇美町ソーシャルメディアコーディネーター講義資料より引用)

約半年(講義数:全六回)に渡るプロジェクトでしたが、カリキュラムを終えた後も参加者同士は繋がり合い、SNSを使ってお互いに強力し合って情報発信を行なうという取り組みが継続されています。まさにソーシャルメディアを使いこなしコンテンツをコーディネートする、地域の情報発信リーダーが生まれたと言えます。

このような取り組みはもちろん他の地域でも実行可能であると考えます。ただ、受講生がソーシャルメディアに対してより深く理解し、更に強力なリーダーシップを発揮するためには、もっと長期間、かつ密度の濃いカリキュラムが必要であると実感していました。

そこで今回準備したのが、ソーシャルメディアアドバイザーです。アドバイザーは丸一年かけて網羅的かつ徹底的にソーシャルメディアを学びます。大学の授業、あるいは専門学校を全国的に見ても、まだこのような講義は稀です。

私は今まで、芸能関係を始め、ビジネス関係のコミュニティ、医療関係のコミュニティ、大学、専門学校など、様々なフィールドにおいて、ソーシャルメディアを活用した取り組みの実績があります。遡ると日本でTwitterやFacebookが流行り始めた2009年頃から、ずっと取り組んでいます。更に2012年より二年間は、ビジネススクールに通いMBAを取得することで、ビジネスや政策について学びました。修士論文についてもSNSをテーマとしたので、この分野に関しては実践と理論の双方の観点から体系的にご説明することが可能です。


私はこのSMA講座において、今まで学んできた全てのノウハウをご提供すると共に、実践で使えるソーシャルメディアを学んで頂くことをお約束します。そして将来は、アドバイザー、コーディネーターに限らず、ビジネスプロフェッショナルやデザイナー、インターナショナルなどにその範囲を広げ、もっと広い範囲でソーシャルメディアを使いこなす人々を増やす「ベース」を創造したいと考えております。

この動きは、その第一歩です。
SMA無料説明会は、いよいよ明日。是非、お申し込みください!


SMA無料説明会〈3/26(水) 19:00~〉

会場:福岡女学院天神サテライト(FjTs市民講座)
〒810-0001 福岡市中央区天神2-8-38 協和ビル9F


(一般公開講座のため、性別を問わず受講可能です!)
お問い合わせ先
無料説明会お申し込み
以下の連絡先に(お名前・ご所属・ご連絡先・Email)をお知らせください。
TEL: 092-715-2718 FAX 092-715-2719
Email: tenjin@fukujo.ac.jp


マンガでわかるソーシャルメディアアドバイザー(SMA)講座

ソーシャルメディアアドバイザー(SMA)まとめサイト
http://mamorumasumoto.com/sma.html









2014年3月24日月曜日

ソーシャルメディアアドバイザー講座はじめます(福岡)

この春から、福岡のFjTs市民講座にて、

ソーシャルメディアアドバイザーを育成するための、

通年講座を開講することになりました。


SMA無料説明会〈3/26(水) 19:00~〉

会場:福岡女学院天神サテライト(FjTs市民講座)
〒810-0001 福岡市中央区天神2-8-38 協和ビル9F


(一般公開講座のため、性別を問わず受講可能です!)

お問い合わせ先
無料説明会お申し込み
以下の連絡先に(お名前・ご所属・ご連絡先・Email)をお知らせください。
TEL: 092-715-2718 FAX 092-715-2719
Email: tenjin@fukujo.ac.jp


マンガでわかるソーシャルメディアアドバイザー(SMA)講座


ソーシャルメディアアドバイザー(SMA)まとめサイト
http://mamorumasumoto.com/sma.html

内容はソーシャルメディア関連知識はもちろんのこと、マーケティング、リスクマネジメント、ファシリテーション、プレゼンテーション、デザイン思考などなど。今まで学んできたことをアウトプットすることを狙い、SMA学習体系に落とし込みます。

例えばSNSのビジネスユースとしては、マーケティング戦略をメインとした攻めの活用がまず第一ですが、企業内部のソーシャル統制をどうとるかという守りの活用にも気をつけて、両者のバランスを考慮する必要があります。これを一年でじっくり学ぶ機会を作ります。

もちろん、この辺りのノウハウをまとめている本はすでに幾つかの存在しますが、はっきり言ってその内容は難しいです。さらに精神論や、大企業の事例だけを取り扱ったものも多い。これらを誰もが、自分の身の丈の範囲で活用できるようにする方法論を学ぶのが、このSMAです。

一年もあるから、いろいろカリキュラムを組み入れる事ができます。

3/26が最初の説明会なので、準備はラストスパートに入りました。




2014年3月23日日曜日

QBS(九州大学ビジネス・スクール)総復習とその反省

MBAを学ぶ生活というのは、一体どんなものなのか。入学前には全くイメージすることができない。けれど卒業した今なら、少しは語ることができる。これはQBSへの入学を控えた人、または入学に興味がある人のお役に立ちたいという思いから、自分の経験をもとに書いた覚え書きです。

【入学当初】
二年というと、社会人にとってはかなり長い期間である。QBSの授業は主に夜間に行なわれるため、日中は仕事、そして夜は勉強というスケジュールを強いられる。これが二年続くのである。正直言って、かなりの負担だ。

だからこそ、せっかく投資する時間を無駄にするわけにはいかない。とすると、いかに効率的、効果的に成果を出すかということが興味のポイントになるのだが、これがまた、一筋縄にはいかない。なぜなら、大学の各種システムに慣れるのに時間がかかるからである。

最近の大学は高度にシステム化されており、様々なWebプラットホームにより情報共有がなされている。覚えることがたくさんあるわりに、それを懇切丁寧に教えてくれる人はいない。企業であれば、入社すればある程度は教えてもらえる。一緒に利益を出す仲間のパフォーマンスを上げないと、企業側としても雇用する意味がないからである。しかし、大学ではそうはいかない。知らなくても、何とかなるので、知っている人と知らない人での情報リテラシーの格差が大きく出る。

例えば、履修だ。履修戦略は最も重要である。なぜなら、履修受付期間は限られており、後で変更することができない。一度、履修してしまうと半年はそれに拘束される。つまり、履修を間違えてしまうと半年が無駄になる。課目の形態は必修・選択・集中に別れており、最初はそれぞれの特質も分かりにくい。また、QBSでは他の学府の授業を取るシステムも充実しており、そこに自分の興味の対象のクラスがあったりもする。これだけの時間とお金を投資して、自分が望む勉強ができないのは大きな失敗だ。

【情報戦】
そこで必要な情報がどこにあり、それをリアルタイムに入手していくことが必要だ。これを実現するためには、やはり先輩から習うのが一番早いし確実である。既にそのシステムに慣れており、かつ、入ってくる後輩たちと仲良くやっていきたいと思っている。だから先輩は基本的にウエルカムなメンタリティを持っている。

しかし社会人が大学に入ると、その先輩後輩の人間関係にまず戸惑う。場合によっては自分より遥かに年下、最悪自分の部下が先輩になってしまうこともあり得る。これに早くなれないと、素直な気持ちで先輩に教えを乞うことができない。まず超えなければならないハードルだ。

情報を得るためのもう一つの方法としては、情報リテラシーの高い同期たちからシェアしてもらうことだが、これもなかなか難しい。これは私の私見であるが、MBAに入学するような人々はそもそも競争意識が高い。特に企業派遣で入ってきた人などは、会社にお金を負担してもらっているわけだし、それなりの成績も期待されるだろう。まさに、同期はライバルなのである。

情報を持ったものが最大のパフォーマンスを上げることができる。とすると、わざわざ敵に塩(情報)を送る必要もないのだ。相手がどのような人物かも実力も分からない段階、それは探り合いの状態である。まさに五里霧中の中、手探りで歩いている。

しかし裏を返せば、だからこそ同期は団結するべきなのである。いくつもある選択肢の中からQBSを選び、同じ年度に合格して、これから二年間も学舎を共にする仲間たちだ。度重なるグループワーク、ディスカッション、様々なイベント、グループレポートにプレゼンテーション。嫌でも仲良くなるし、仲良くならないとやっていけない。

とするならば、それ(仲良くなること)は早ければ早いほど良いのである。できれば入学してから一ヶ月以内に、全員が最低でも顔と名前を一致させ、所属業界、目標などを共有すれば、最高の滑り出しになると思う。そのためのリーダーシップ、フォロワーシップが問われる。ここではその期全体の実力が問われる。私のオススメは、Facebookを使うことだ。グループを使って情報共有を進める、顔と名前の一致もこれで実現できる。またちょっと落ち着くいてくる、GWの頃に合宿を開催するのが良い。夜中飲み騒げば、相手の事もより深く理解し合える。

これ以降は、各期における所感と自分が履修した科目の感想を以下に続ける。科目は先生によって、そのシラバス内容は違う。先生は変更されることもあるため、あくまで参考までにとどめて欲しい。


○一年前期○

所感:
一年目の前期は、とにかく体力勝負。一年目の前期に必修が集中しており、さらにこれがほぼ毎日一科目は入ってくる。さらにQBSの必修では事前予習や課題が多い。必修科目は遠方から通う学生を考慮に入れ、二限目(20:10~21:40)に設定されている。当然、社会人は翌日も仕事があるため、21:40以降に時間を取るか、翌日の仕事の合間にやるしかない。この生活に慣れるのが、非常に大変なのである。

また自分が取る授業のシラバスを良く読んで、どのタイミングでテストやレポートが重なるのかを把握しておく。先生ごとにレポートやテストの出し方は違うが、事前に課題を告知する先生もいらっしゃる。テストが重なる時期が分かっておけば、それなりの対策も打てる。課題が重なると、パフォーマンスも落ちるし、度重なる徹夜で最悪健康も崩す。ここもまた、情報戦と言えよう。

【必修科目】
英語によるビジネス・コミュニケーション(英語科目):
英語ができる人にとっては余裕であるが、そうでない人にとっては屈辱の場。英語が堪能な人は必ずいると考えてよいので、その実力の差をまざまざと見せつけられる。QBSでは英語による授業が後期に集中しており(後期から交換留学生が入ってくるため)、そのための事前準備のようなものである。英会話が中心だが、毎回求められる予習は、英語による筆記レポートA4一枚。

組織マネジメント:
企業組織をどのようにマネジメントしていくか。理論やフレームワークを講義形式で学んだ後、各種ケーススタディを用いたグループディスカッションの時間が取られた。古今東西の色々な組織経営の考え方を学ぶことができた。大枠として企業経営に必要な考え方を知る事で、経営者の目線で物事を見る事がどんなことなのか、体感することができる。

マーケティング戦略:
顧客に自社の製品やサービスを選択してもらうための、様々な方法論を学ぶ。戦略やフレームワークが次々と現れる。戦略等は一部、組織マネジメントの領域と被ることもあったが、それは意義のある重複だ。ケーススタディを多く学びながら、ディスカッションの時間も取られた。自分が考えていた「マーケティング」が、実はマーケティングのほんの一部に過ぎなかったことを思い知らされたクラスであった。

アカウンティング:
企業会計のイロハ。財務諸表の読み方の基礎を学ぶ。簿記を知らない人にとっては試練の時。逆に数字の専門家からすれば、当たり前すぎて退屈な時間かもしれない。私はビギナーであったので、大変だった。けれど、ここで学んだことは後期からの応用クラスで非常に役にたった。最低でもBSとPLとCFの関係性と意味をおさえておくべき。

企業倫理:
企業が競争に生き残るためには、自社の利益追求するだけでは通用しなくなってきてきる。社会的責任をいかに果たすか、企業としてのコンプライアンスを果たすためにはどのような制度、システムが必要なのか。問題が起こった時の危機管理は、どのように行なえばよいのか。全体ディスカッションによる理解の深化が行なわれた。最終レポートの個人テーマは、NHKの報道倫理について。

企業財務:
全必修科目中、最大の難関。テキストは分厚い英語の本。ただでさえ難しい財務の概念を、これまた聞いた事もない英単語を調べながら理解しなければならない。「ざっくり分かるファイナンス」という初心者本を片手に、NPVや加重平均資本コストの計算法などと戦った。当初は起業家である自分が、こんな勉強する意味があるのか疑問だったが、これらの考え方は後々、ベンチャー企業の価値を評価する際や資本政策を考えるにあたり非常に役に立つことが分かった。

【選択科目】
ミクロ経済学:
需要曲線、供給曲線のグラフをもとにして、小難しい理論がいろいろ出てくる授業。最初は机上の空論のようで眠たくなることもあったが、アダム・スミスから続く非常に大切な概念。二年目に政策関連を考える授業を取った時は、この授業を思い出しながら受けた。また医療需要を考える時にも、役にたった。国がどのような理論をもとに政策を作るのか。その仕組みを知ることで、大きな括りで時代を読む事ができるようになる(かもしれない…笑)。

管理会計:
初年度取るには難しすぎた。しかしアカウンティングと同時にとっていたおかげで、会計というものの本質を知ることができた。通常の会計は企業の成績を外部のステークホルダーに報告するためのもの。管理会計は企業内部で使われ、自社の戦略を策定するために特別に準備されるものである。様々な手法が存在し、学生のプレゼンには自社の管理会計システムの報告などもあり、多くの刺激を頂いた。


○一年後期○

所感:
一年の後期のキーワードは「英語」。必修科目に英語ですすめられる授業が2科目、そして交換留学生が授業に参加してくる。前期に英語能力の向上をさぼると、ここで痛い目に合う(自分は痛い目に合った一人)。留学生と共に英語によるグループプレゼンテーションなどを行なう必要があるため、打ち合わせから発表まで全てに渡り英語を使う機会がある。しかし、必修科目が少ないので全体としての負担感は一気に軽くなる。極端な場合、週一回だけ来るような履修計画も可能なのだ。

しかし、私はここで背伸びした。英語の必修科目を3つ取り、残り5科目は出来る限り先輩の数が多い授業を取得した。QBSの授業はディスカッションベースの授業が多いため、我々よりも一年経験の多い先輩から、議論を通して学べる事が多いと予測した。負担は大きかったが、自分でも飛躍的に能力が向上することを感じた。

【英語必修】
国際企業分析(英語科目):
グローバル企業の財務諸表のデータを用いて、エクセルを使いながら様々な財務分析の手法を学んだ。予め先生が作ったデータ分析用のシートが配布されるため、そこに数値を入れれば、自動的に分析できるようになっており、このフォーマットはもちろん他の企業にも転用することができる。そのため英語の授業ではあったが、比較的理解し易かった。中間発表はセールスフォースドットコム、最終レポートはアセナヘルス(米国の電子カルテ事業者)の財務分析を行なった。

国際ロジスティクス(英語科目):
最も苦しんだ英語科目。留学生との圧倒的な英語力の差を感じ、徹底的に叩きのめされた授業だった。本当に悔しくて悔しくて仕方なかった。毎回、何十ページもの英語文献が課題に出て、読み切れずに授業に参加したこともしばしば。だからこそ、私の英語学習への覚醒を促した最高の授業だったとも言える。内容としても、グローバル経営の調達・コスト・チャネル管理において、極めて重要な分野であり、多くの示唆を得た。

国際マーケティング(英語科目):
グローバルブランドの構築法について、講義とグループ発表方式で。前期に習ったマーケティング論をまた違う角度から学び直すことができた。特にグローバルブランドを浸透させるためには、現地の環境をよく分析し、自社の製品やサービスをそこに適応させるための戦略が求められることを理解した。

【選択科目】
企業戦略:
担当講師が外部講師であり、かつバリバリの実務経験者であったため、必修科目の組織マネジメントやマーケティング戦略で学んだ戦略を、より実践的な視点から吸収し直した。特にM&Aや企業再生の現場などの話は理論だけではイメージしにくい所もあり、シビアな現場の感覚をみずみずしく模擬体験することができた。

マネジメント演習:
地元福岡の中小企業の経営者が外部講師となり、毎回、講義とディスカッション形式ですすめられた。事前に経営者から宿題を出され、準備してきた答えを基にグループで議論し、そこで出された答えを発表するという形。MBAで学ぶ理論だけでは簡単に解決しない現場の生々しい問題に対峙することで、実際の経営者の苦悩をバーチャル体験することができた。

産学連携マネジメント:
企業がどのように大学のとパートナーシップを組んで、その競争優位性を高めるか。企業はもはや技術開発を社内に抱え込むリスクを取るよりも、外部と協力し効率的にイノベーションをサービスに取り込む手法をとるべきであり、その成功事例がアメリカであった。この授業では大学側の考え方や風土、そしてライセンス・共同開発などWinWinの関係を構築するためのノウハウをみっちり学ぶことができた。

ビジネスにおける競争優位性:
自社の技術をビジネスにおける競争優位性に高めるための方法論を、様々な外部講師によるケース提供にて学んだ。毎回のディスカッションでは、先輩を含む多様な意見に触れることができるため、多くの視点や考え方を身につけることができた。競争優位性を考えるにあたっては、単純な意見やジャストアイデアではなくフレームワークを使い、論理的に考えることの重要性を学んだ。

アントレプレナーシップファイナンス:
起業するにあたってのメンタリティについて、そして起業を進めていく際のフェーズごとの資金調達の方法、そして上場をしていない起業の評価がどのように行なわれるのかが焦点であった。起業家側、VC側の双方のロジックを考慮し、お互いがWinWinになるような関係性の構築、そして交渉の進め方が重要であることが分かった。


○二年前期○

所感:正直、前年度の後期授業ではかなりのカリキュラムに重複があることに気づいてきた。その重複は別の視点からのアプローチであり意味のあるものであるが、正直な話、そろそろ飽きてきたのである(笑)。そこで二年目の前期は、MBAベーシックから外れた科目をメインに履修した。それはベンチャー系(QREC)、政策系、そしてコンソーシアム系である。

またここから、プロジェクト演習がスタートした。これは修士論文を書くためのもので、ゼミの担当教員の指導のもとで行なわれる。最初はかなりペースが遅く、今思うと、もっと早く取り組むべきであった。QBS生活で唯一の後悔があるとすると、それである。もっと早くから取り組んでいれば、論文の質ももう少し上げることができたはずである。

戦略的人的資源管理:
組織の中で、人的資源をどのように活用するべきか。特に人材のインセンティブを引き出すにはどのような制度を導入するべきかにフォーカスした授業であった。教授の教科書をもとにした講義、及び受講生同士のディスカッションで進行される。言うまでもなく組織は人で動いており、その原理を知るのはリーダーにとって必須である。この授業は一年目の前期にとっておくべきだったかもしれない。

資産運用とリスク管理:
株式、国際、デリバティブのような資産運用について、網羅的に学んだ。個人が自己の資産を運用するための具体的なスキルがメイン。正直、資産運用についてはあまり本気で取り組んでいなかったので、実践的な勉強になった。株も始めた。

国際経営:
グローバル企業が世界を市場として展開する場合、どのような戦略をとるのかを学んだ。数々のケーススタディをもとに、教授の名ファシリテーションによるクラスディスカッションに学んだ。受講生の中には実際にグローバル企業に勤務している者もおり、彼らからの意見を聞くことで理論と実践を融合させた。

ベンチャー企業:
毎回ケーススタディが出され、A42枚程度のレポートを事前課題として提出する。そのレポートは評価されランキングされる。レポート上位をとるために受講生が切磋琢磨するというシステムは非常に学習意欲をそそられた。日本の起業の現場と起業先進国アメリカの事例などを多数学ぶ事によって、自らのアントレプレナーシップを高めることができた。

起業機会探索:
ベンチャー企業を立ち上げるにあたって、最も重要な「オポチュニティの発見」に特化した授業。ベンチャー企業と同様に、毎回のレポート提出とランキングがなされた。実際、起業の現場の最先端でご活躍の外部講師の授業もあり、生の起業家から多くを吸収した。授業終了後の懇親会ではゲスト講師と親睦を深め、より具体的な質問を行なった。QREC提供。

産業と政策:
ミクロ経済学の理論をもとに、産業政策を学んだ。正直、政策については全くの素人であったが、この授業を履修することによって、経済の基盤となる政策がどのようなロジックで動いているのかを学ぶことができた。最終発表は医療政策についてのプレゼンテーションを行なった。

パブリックマネジメント:
産業と政策がマクロの面から、そのロジックを学ぶものだとすれば、この授業は実際の政策マネジメントの現場の実践知識を身につけるものであった。全て、実戦経験のあるQBS外の講師が招聘されて行なわれた。社会全体の幸福を実現するために、一企業の思惑等とは無関係に政策が導入されるプロセスを学んだ。ここでは特に、政策の仕組みを知らずに企業経営を行なうことの危うさを実感した。

地域政策デザイン論:
地方自治が叫ばれる昨今、地域の政策をどのようにデザインしていくかを考えることは、国家の重要な戦略である。この授業ではビジネススクールの枠を超えて、九州大学院の様々な学府から学生が集い、また九州の地場企業からの受講生を交えた、通年のカリキュラムだった。年間を通してプログラムを参加することで、地域の政策を組み立てるまでのプロセスを実体験できるようになっていた。QREC提供。

産業・組織臨床心理学特論:
大学院コンソーシアムの授業。企業で問題になっている「メンタルヘルス」の維持について、その方法論を学んだ。集中講義形式となっており、一部、日中仕事を抜け出して受ける必要があったが、他学府の講義は新鮮で、多くの気づきを得ることができた。


○二年後期○
卒業に必要な単位は全て所得していたので、本当は論文だけに集中することもできた。しかし私は取得可能な全単位64を目指し、限界にチャレンジした。まず後期からの留学生たちとの交流を目的として、英語の科目を二つとった。勉強が終わった後は、毎回交流会を開催して英会話に磨きをかけた。その他にも、世界最先端の技術経営(MOT)を学ぶ技術・経営マネジメント、医療安全管理学など、引き続き、QRECやコンソーシアムの授業に出ることで、QBS以外の授業を楽しんだ。

タックスマネジメント:
税務について体系的に学んだ。実務的なことよりもむしろ、税法や制度などバックグラウンドで動いている仕組みを重視した学びであった。確定申告や相続税などは、実際に使われるフォーマットを使用しながら学ぶ機会もあった。

コーポレートアントレプレナーシップ:
企業内起業についてQREC提供授業。大企業の社員もアントレプレナーとして、新しい価値を生み出すことができる。ただ、その方法は通常の起業家とは異なる。社内各部署との様々な調整を行なう必要があるため、専門のノウハウが求められる。講義、ケーススタディ、外部講師招聘、グループディスカッションにプレゼンテーション等、あらゆる手法を用いた刺激的な授業であった。

プロジェクトマネジメント(英語科目):
企業に新しい価値を生み出すための「プロジェクト」を如何に管理するか。プロジェクトマネジメントの業界標準であるPMBOKをもとに、市場ニーズと技術シーズを繋ぐプロジェクトの具体的なツール群について学んだ。プロジェクトの運営に使用される管理ツールはあくまでフレームワークであり、それを自分のものにするためにはPDCAをもとにした弛みないアップデートが重要であることを理解した。

異文化コミュニケーション(英語科目):
日本企業を紹介した英語テキストや教授が提示するテーマをもとに、交換留学生と密度の濃いディベートやディスカッションを行なうことで、英語コミュニケーションを実践した。毎回、ディスカッションの相手が変わることで、多くの国や人の価値観に触れた。

プロジェクト演習:
いわゆる修士論文。リサーチクエスチョンを立てるところから、市場調査、そして論文執筆まで。一年間を通して担当教員のご指導の下、プロジェクトとして取り組んだ。テーマは「医療機関におけるSNS活用の有効性とその要因」。SNS活用の先進的な取り組みを行なう全国の病院へのインタビュー、先行論文の検索など、研究の進め方について多くを学ぶことができた。

国際マーケティング(聴講):
担当教授が変わったので、聴講生として受講した。こちらは講義とケーススタディを中心に授業が進められ、11期生(後輩)と共に議論をすることができる数少ない講義であった。各種マーケティングのフレームワークを復習するとともに、グローバルブランド構築のポイントについての新たな気づきもあった。

技術・研究マネジメント(聴講):
ビッグデータ、3Dプリンター、ソーシャルメディア、デザイン思考などをテーマに、ビジネスの最先端分野の外部講師が多数招かれた。QBSの授業ではなく、各学府からの混成クラス。日中の講義だったため、普通のサラリーマンは受けることができない。しかしビジネススクールの授業に、絶対取り入れて欲しい科目だと実感した。QREC提供。

医療安全管理論(聴講):
医療系学府「医療経営」の授業、コンソーシアム履修。医療安全をどのように管理するのか、そして医療過誤訴訟などをリスクを減らすために、病院が取り組みべきポイントなどを学ぶことができた。また、論文が医療関係のものだったため、医療現場で働いている人たちとのネットワークを作り、意見を集めることができたのは、大きなプラスだった。

QREP:
シリコンバレーへの一週間の視察旅行。QRECプログラム。IDEO、オラクル、シスコなど、今をときめくシリコンバレーのトップ企業の現地視察をすると共に、現地で活躍する日本人の起業家、研究者、学生によるプレゼンやパネルディスカッションからアントレプレナーシップに関する多くを学びました。



以上





~ 地元九州でMBAを取るなら ~
九州大学ビジネススクール(QBS)について↓
http://mamorumasumoto.blogspot.jp/2014/03/qbs_30.html

九州大学ビジネススクール卒業式

二年間、通い続けた九州大学のMBA(経済学府産業マネジメント学科:別名QBS)の卒業式があった。

論文のテーマは「医療機関によるSNSの活用とその有効性」。

取得した単位は、以下の通り。

(取得64単位)
組織マネジメント
マーケティング戦略
アカウンティング
企業倫理
英語によるビジネス・コミュニケーション
企業財務
ミクロ経済学
管理会計
国際企業分析
国際ロジスティクス
国際マーケティング
企業戦略
マネジメント演習
産学連携マネジメント
ビジネスにおける競争優位性
アントレプレナーシップファイナンス
戦略的人的資源管理
資産運用とリスク管理
国際経営
ベンチャー企業
起業機会探索
産業と政策
パブリックマネジメント
地域政策デザイン論
産業・組織臨床心理学特論
プロジェクト演習
タックスマネジメント
プロジェクトマネジメント
コーポレートアントレプレナーシップ
異文化コミュニケーション
技術・研究マネジメント
医療安全管理論


九大のMBA課程で取得できる単位数の上限は、64単位。

一科目2単位なので、授業はマックス取得したことになります。

時間をみつけて、ここで学んだことをまとめてレポートしますね。



~ 地元九州でMBAを取るなら ~
九州大学ビジネススクール(QBS)について↓
http://mamorumasumoto.blogspot.jp/2014/03/qbs_30.html


2014年3月19日水曜日

iTuneU

アメリカから帰って以来、どうやって英語の能力を磨こうか思案しています。スピーキング、リーディングに関しては今までもやっていたレアジョブを継続していれば良いと、判断しておりました…。

しかし、レアジョブはサイト側で準備されたテーマに沿って、対話形式で英会話するというもの。それでは私の興味のあるビジネス関連のテーマのボキャブラリーは増やせません。また話し相手はフィリピン人なので、ネイティブの発音や表現ではない。

そこに限界を感じ始めていたので、新しくiTuneUを始めることにしました。これは世界の大学が提供するプログラムで、大学の授業をそのままポドキャスティングで流すというものです。

実は昔トライしたのですが、英語が速すぎて挫折した経験があります。でも今なら何とか付いていけそうです。

あとはライティング。これはFacebookの日記の一部を英語で書くことで慣れていく予定です。本当に語学だけは、一歩ずつ地道にやるしかないですね。




2014年3月18日火曜日

新オフィス

新しいオフィスが決まりました。

シェアオフィスですが、地下鉄赤坂駅から徒歩1分なので、立地は最高です。

OnRamp
〒810-0001 福岡県福岡市大名2-4-22 新日本ビル3F

今後とも、よろしくお願いします。



Re-start

今まで二年間の大学院生活(MBA)を終えて、たまりにたまったインプットをアウトプットするためにブログを始めてみることにしました。

学習があまりにも忙しかったので、アウトプットはFacebookでの日々のショートコメントに限られていましたが、このあたりで少し長文のブログに挑戦してみるのも悪くありません。(卒業以前の記録も徐々にアップデートしていこうと予定しております。)

この春からビジネスの方も加速していかなければならないので、これからの方向性などを整理するためにも、文章を書いてみたいという気になったのかもしれません。発表可能なプロジェクトなども、こちらでどんどん発信していきます。

桜の咲く季節は、何か新しいことを始めたくなります。この写真は先週まで行っていた。スティーブジョブズの故郷、カリフォルニア・パルアルトの桜です。