2014年3月25日火曜日

ソーシャルデバイドについて

「ソーシャルメディアは頭打ち」という話がありますが、それは正しくありません。ソーシャルメディアの本質はインターネットを使ったコミュニケーション。メール時代から、Blog、Mixi、Twitter、Facebook、LINEなど、形やプラットホームを変えながら、どんどん進化して今の形に変わりました。

私は、"インターネットという技術の上に人間関係をのっけたもの"がいわゆる「ソーシャルメディア」だと考えています。したがって、人が人として社会の中で人間関係を構築しながら活動していく以上、そしてインターネットの技術が崩壊しない限り、これが無くなることはないのです。(もちろん脳と脳が物理的に直接繋がるようなイノベーションが生まれれば、この限りではありませんが…)

どちらにせよ、これからもソーシャルメディアは形を変えながら、人々の生活に影響を与えていくでしょう。だからこそ、ある特定のSNSサービスにだけ依存するのではなく、その本質をよく学び、よく捉えて、利用していく必要があるのです。

以下の図を見て下さい。


図の中に二つのピラミッドがあります。下のピラミッドは、既存の権力構造におけるヒエラルキーです。上のものは、SNS等の新しいコミュニケーションツールを使いこなすことで、強力なパワーやネットワークを形成しつつある、「クラウド新大陸」の人々です。

権力とは情報です。企業で言うと、マネジメント層は企業経営に関わる情報に全てアクセスできますが、下層の者はその情報にアクセスできません。しかし、ソーシャルメディアの浸透により、誰もが等しく情報を手に入れることができるようになりました。企業競争にとって重要な情報が、かつてはマネジメント層から各部署、そして末端の社員に渡っていましたが、今では社員がマネジメント層よりも先に知っていることも"ざら"です。

これはマネジメント層の意義の喪失に繋がります。リーダーとしての本来の役割(意思決定、戦略策定、責任取り)を発揮できない人は、必要がなくなるのです。焦り始めたマネジメント層の中にはソーシャルメディアを使いこなし、ニューマネジメント層としてクラウド新大陸においても引き続き勢力を保ち、かつSNSの力を十分に享受して、更なる情報やネットワークを手にしている人も存在します。

問題は残されたソーシャルプア層です。この層に残された人たちは、まるでワードやエクセルが使えなくて仕事ができないのと同じような状況に立たされます。これが「ソーシャルデバイド」です。

何らかの理由(リテラシー、プライバシー、社の方針等)でソーシャルメディアを使えない人たちはネットワークの広がりを手にすることなく、気がついた時にはライバルたちに大きな遅れをとってしまうことでしょう。この話には続きがあるのですが…

少し長く書き過ぎましたね(笑)
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