2014年5月24日土曜日

地域政策デザイン養成講座2014:第一回講義のレポート

本日は、前年度受講した九州大学の地域政策デザイン論のスタッフとして、撮影のお手伝い。ついでに聴講もさせて頂き、お勉強してきました。講義は男女共同参画について萩原なつ子先生から、そして地球温暖化について江守正多先生。

最初は環境がテーマなのに、なぜ男女共同参画?と思っていました。しかし、男女の差別、世代間の差別、そして国家間の差別。この問題の根底には実は、社会構造に根ざす大きな原因が横たわってということでした。まさに男女問題に焦点を当てることが、そのような様々な問題を解決するための突破口になりうるのだ…と。

「知らないうちに搾取していることに気づくこと」、「当たり前だと思っていることをまず疑うこと」。女性から搾取していいとする慣習やしきたり。例えば社会のトップが全員男性で占められてしまえば、ルールもそのような基準で作られてしまい、その傾向は永久に変わらないのです。自然からの搾取という問題も、まさに同じような構造なのです。

また別の観点からの気づきとしては、トップダウンで政策や施策を下ろしたところでそれが必ず機能する時代でもないということ。むしろ、市民たちの小さな政策決定こそが社会を変える…。日々自分がソーシャルメディアで実践している哲学がここにあった。本当に目からウロコの講義でした。

続く講義でも大きな学びがありました。温暖化については、目先の事だけを考えていては、あまりそのインパクトは感じられません。そのため、短期的コストなどの観点から無視されがちなテーマですが、1000年後の子孫の事を考えたら、それはただ事ではないのです。未来の資産を我々が搾取して良いのか?それは男性が女性を、先進国が後進国を搾取してしまう構造に似ています。時間の流れが変わらない以上、未来は過去に文句を言えないのです。

全く違うようで、実は繋がっているこれらのテーマのリンクに気づき、新鮮な驚きを覚えました。なぜ、男女共同参画がこれだけ強く叫ばれているのか…誤解を恐れず言えば、それは崩壊しつつある世界環境を救うためだったのです!!!昨年度もグローバルビジネスというテーマで大きな学びを頂きましたが、引き続き今年もエキサイティングです。



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