2014年4月4日金曜日

コモディティ化するMBA

MBAは既にコモディティ化した…。
実は、シリコンバレーでこのような事を言われました。

MBAホルダーなど腐るほどいる。もうすでに、MBAを持っていたところで、何の付加価値も見出せないと。

もちろん、それは世界トップが集まるシリコンバレーでのことかもしれませんが、ネットを使ってどこからでも世界を目指せる現状を踏まえれば、それは我々にも無関係な事ではありません。

これにはさすがに面食らってしまいましたが、あれから時間をかけて、「ある結論」に到達しました。MBAがコモディティなら、それを逆に利用しようと。

MBAの課程の中には例えば、複雑なファイナンス理論、定量リスク分析、大企業の企業統治、複雑な人事制度などは、高度かつ希少性(一般人は触れる機会が少ない)が高く、コモディティ化できない部分もたくさん存在します。

しかし、市場に近く一般にも親しみやすいマーケティングの考え方、経営者に必要な戦略思考、ビジネスプランの立て方などは、各種フレームワークを噛み砕いて、楽しいワークショップに作り変えることで、容易にコモディティ化できると思うのです。

クリエイター、学生や主婦のようにあまり経営知識に触れることの無かった方でも、気軽に経営を理解してビジネス思考ができるようになるための教育モデルを作る。気軽に覚えて、実践で使えるLiteな経営知識には需要があるはずです。

スタートアップシティを目指す福岡ならそれは尚更のこと。このLiteな経営知識にソーシャルメディアのリテラシー、そして英語スキルとグローバルマインドを身につける事が、地域のヒューマンリソースの競争優位の源泉になると信じ、各種活動を行っています。

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